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2016.10.19 Wednesday

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    文字の暖かい心

    2013.12.17 Tuesday

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      朝の起床のモチベーションであった、連続テレビ小説『あまちゃん』が終わって、間もなく1か月が経つ。この喪失感を「あまちゃんロス症候群」、略して「あまロス」というのだそうだが、正に私は、重度のあまロスである。
      抱腹絶倒、クドカンワールド満開の作品であったが、クライマックスであった9月以降は、ほぼ毎朝涙しながら視聴していた。特に9月2日(月)の第133話は、涙腺が完全に決壊した。本作が避けては通れなかった、東日本大震災の発生当日が、とうとう描かれたのである。少々の落涙を大仰に「号泣」と表現することがあるのだが、今回ばかりは本当に号泣であった有機耕種

      中でも私が駄目だったのは次のシーンである。――トンネル内で緊急停止した北三陸鉄道(北鉄)の列車に添乗していた駅長の大吉(杉本哲太)が、安全確認のために線路に降り、トンネルの出口に向かって歩いてゆく。そしてその先に広がっていた光景に愕然とする。大吉の後を、アキ(能年玲奈)とGMT5のジョイントコンサートに行くために上京すべく列車に乗っていたユイ(橋本愛)が追ってきた。大吉は言う。「見るな……ユイちゃん、見てはだめだ」と。しかしユイは、「ごめん、もう遅い……」と、力なく呟くのだった。あまりの惨状を目の当たりにし、呆然と立ち尽くすユイと、その前で項垂れる大吉の様子をトンネル越しに映すカットがあり、そして、涙が止めどなく頬を伝う大吉の表情のアップになったとき、声を上げて泣いてしまった康泰旅遊。震災をできるだけ生々しく描かず、観光協会のジオラマで表現したことに、各方面からさまざまな賛辞が上がっているが、私はこの、ほとんど台詞がなく表情だけで表現した杉本哲太の芝居も、本作中屈指の名演だと思うのである。

      ところが、この大吉の芝居が、一部でちょっとした物議を醸したのである。大吉は暗いトンネルの中を歩くとき、十八番の『ゴーストバスターズ』を口ずさむのであるが、ここに物言いがついたのだ。あの状況下で歌など歌っていられるのか、と。外野の勝手な批評なら流せるのだが、被災地の人の意見として、そういう声が上がったのだから、これはちょっと立ち止まって考えなければならないと思った。自分が落涙したのは、被災地や、そこに生きる人々に思いを馳せたからというより、表現が不適切かもしれないが、「震災という劇場」への感情移入だったのだと思い知らされたのである牛欄牌回收

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      2016.10.19 Wednesday

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